フェドカップのルールや試合形式を解説!プレーオフや日本代表の過去の情報も!
テニスのワールドカップというような位置づけで、男子ではデビスカップが、女子はフェドカップが年に1回開催されます。
国別対抗戦となり、各国で選手が選抜されてシングルスやダブルスの合計勝利数により国の勝利、敗北が決定します。
当然、強い選手が集まっている国が有利なのは間違いなのですが、強い選手になればなるほど年間の試合スケジュールが過酷になり、デビスカップやフェドカップへの出場を回避したりすることもあります。
しかし、普段個人で戦っているツアーとは異なり、デビスカップやフェドカップは団体戦なので雰囲気も違いますし、選手たちも重要と考えている大会です。
とはいっても、大会の仕組みが初めて見るかたには少々わかりにくい部分もあると思うんですよね。
そこで今回は、フェドカップのルールを解説していきたいと思います。
フェドカップのルールは?
フェドカップは女子の国別対抗戦になります。
各国はレベル別にグループ分けされ、毎年の大会で、グループの昇格を目指したり、一番上のグループで優勝を目指したりと、その目標は各国によって様々です。
言葉で説明してもわかりにくいので、下図を使って説明します。
このようにグループに分けれており、ワールドグループに属している国は、トーナメント制となっており、初戦で敗退すると下位グループとのプレーオフに出場しなければなりません。
一方、グループの上位国は昇格するためのプレーオフに進出します。
ワールドグループⅠで勝利した国は、純粋に世界のトップ国となるため優勝を目指します。
例えば、レベル3に位置している国であれば、ワールドグループⅠに昇格するまでに最低でも2年要する仕組みということですね。
(フェドカップは毎年開催であるため。)
ちなみに、2018年の日本は、レベル3のグループⅠアジア/オセアニアゾーンに属しています。
ワールドグループIIに昇格するためには、グループⅠアジア/オセアニアゾーンの中で1位になる必要があり、1位になった上でプレーオフで元々ワールドグループIIにいた国に勝利する必要があるのです。
2018年は大坂なおみが一気に強くなって有名になりましたし、フェドカップにも出場しますから日本女子テニスもかなり織り上がってくることでしょう☆
フェドカップの試合形式は?
ワールドグループⅠもしくは、ワールドグループⅡ、そしてそれぞれのプレーオフの場合には、シングルス4本、ダブルス1本の合計5試合が行われ、先に3勝した方の勝利となります。
フェドカップでは全ての試合が3セットマッチ。
ファイナルセットで、6-6になった場合はタイブレイク方式がそのまま採用されます。
ここがグランドスラムと唯一異なる点ですね。グランドスラムでは6-6以降は2ゲーム差がつくまで勝敗がつかないんですね。
レベル3から下のグループはシングルス2本、ダブルス1本の合計3試合になります。
日本代表の過去の戦績は?
日本が初めてフェドカップに参加したのは、1964年まで遡ります。
さすがにそこからすべてチェックするのはやめますが、直近だと2012年に日本はワールドグループⅠに昇格しました。
しかし翌年の2013年にはすぐにワールドグループⅡに降格。
続けて2014年にはワールドグループⅡにも残留することができず、グループⅠアジア/オセアニアゾーンに降格してしまいます。
そこから2015年から2017年はグループⅠアジア/オセアニアゾーンに属し、今回2018年を迎えます。
2018年、グループⅠアジア/オセアニアゾーンで日本女子チームは見事勝利し、ワールドグループⅡのプレーオフに挑みます。
対戦相手はイギリス。以下の記事で試合内容や結果をまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
以上、フェドカップのルールや試合形式についての情報をお届けしました!
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