インサイダー取引ってなぜわかる?なぜバレる?家族にも影響する事例を含めて調査!
インサイダー取引で摘発されるニュースって定期的に報道されますよね。
大企業になると、社内で必ず
インサイダー取引は絶対にだめ!
という全体通知、もしくはオンラインでインサイダーについて学習することを課していることも今は少なくありません。
でも、個人的に一番気になるのが、
どうしてバレるの?
っていうところなんですよね。
よくある簡単な事例だと、株式売買に有利な情報を知った人が、その話を友人に持ちかけ、友人が指示通りに株式の売買を行い利益を得る。
まあ、これはほぼほぼ捕まる例なんですが、みんな
・絶対バレない
・少額だから大丈夫
というふうに思い込んでインサイダー取引を行ってしまうんですよね。
不思議だなーと思ってしまうのですが、なぜインサイダー取引はバレてしまうのでしょうか?
インサイダー取引はなぜバレる?
まず、インサイダー取引をしているかどうかを管理しているのは、証券取引等監視委員会(SESC)という機関が行っています。
この機関によって、インサイダー取引をしている人たちがあぶり出されているわけなんですねー。
実は、SESCがインサイダーを見つける方法は、一切明らかにされていません。
極秘情報なんですね。まあ、普通に考えたらそうですよね。
一説では、不正な売買を自動で検知できるプログラムを組んでいるということも言われています。
でも、よく考えてみてください。
素人の場合、結構簡単に見つかってしまいます。
例えば、急に株価が上昇する話を知人Aさんから聴いたとしましょう。
聞いたBさんは友人のCさんにその話を持ちかけ、取引を指示し、Cさんが取引を実行。
もちろんCさんは利益を得ることになります。
でも、SESCでは、こうして株価が上がった銘柄について、その期間周辺で取引された記録をすべて監視しています。
その中にはCさんの情報ももちろんありますよね。
この時、SESCでは、おかしいな、とすぐに目をつけます。
というのも、これまでそんなに取引のなかったCさんが急にその銘柄を取引すること自体、怪しいんです。
そうなるとSESCが持っている情報網によって、バレてしまう可能性が高くなってしまうんですね。
とはいえ、全ての行為が見つかるとは言えませんし、逆に正当に取引をしているのに怪しいと思われてしまうこともあります。
そこの精度はSESCのみぞ知るところですし、一生明らかになることはないでしょう。
SESCについて詳しく調べてみると、彼らが調査している範囲はものすごいです。
えっ、そこまで調査している!?
と必ずなってしまうくらい。
ちょっとくらいいいや、と思ってやってしまって捕まってしまうケースにこんなものがあります。
家族にも影響を与える!インサイダー取引の事例って?
祖父母に話した会社の話が・・
女性Aさんが務める会社で、近々業績が確定的に上がる話をそれとなく祖父母にしました。
後日、ふとその話を思い出した祖父母は、
「そういえば、Aの会社の業績が上がるんだって?Aの会社の株でもかってみようか」
となり、その株を購入。当然の如く、利益を上げましたがこれはれっきとしたインサイダー取引なので、捕まってしまいます。
祖父母は利益以上のお金を取られ、Aさんは懲戒解雇。
はたから見ると、Aさんかわいそう・・となりますが、それだけ自分の会社の公開情報を語るのはダメなことなんです。
そんな、プライベートにまでつっこまなくてもいいじゃん!
という意見もありますよね。
でもそんなのも関係ないのがインサイダー取引なんですねー。
公開されていない自社の情報にはくれぐれも注意しましょう。
一切誰にも言わない方が良いですね。
友人に持ちかけた株の売買が・・
自社の業績が上がることを情報公開前に知ったBさんは、友人のCさんにその話を持ちかけ、
「少額ならバレないよ」
といってCさんに株の売買を行わせます。
利益はBさんと、Cさんで折半。
でもこれ、やっぱり捕まってしまうんですねー。
少額ならバレないだろう・・っていうのが通じないことを証明する一例です。
もちろんBさんは懲戒解雇。
退職金すら貰えないので、少額でインサイダー取引を持ちかけることがどれほど浅はかなことであるか、わかっていただけると思います。
以上、インサイダー取引についてお届けしました!☆
健全な株取引をやっていきましょうね!
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